9.無限の空間。
Posted on 2009年 3月 24日 | カテゴリ: サラ・ブライトマンに会ってきた!
前回書くのを忘れたが、開演前のアナウンスで、
なぜか「ブライトマン」のイントネーションが
「ウルトラマン」と同じになっていて、妙だった。
誰もウケていなかったが、あれでいいのだろうか・・・。
私の中では、輝くヒーローが空を飛んでいった。
場内は暗くなり、教会の弔いの鐘みたいのが
リーンゴーン、と鳴り響き、黒いケープのサラ、登場〜!!
これ、知らなかったが、映画『Repo!』のサラの役、
ブラインド・マグの扮装らしい。
ケープを脱ぐと、中はあの、深紅のシンフォニードレス!!
サラ、応援の旗みたいに、力一杯ドレスの裾を
振りながら、歌いまくる。
サラの天井を突き抜けそうな高い声に、
激しく揺れるドレスが、炎のように見える。
どの曲も、本当に素晴らしかったが、
私がこの日一番好きだったのは、「La luna」。
CDをいくつか持っていたので、当然この曲は
知っていたのに、以前それほど好きじゃなくて、
オペラな曲だなぁ、程度の感想だった。
(実際ドヴォルザークの歌劇中のアリアである)
でもこの日、この曲を聴いて、その感想は一変した。
サラが歌っている「ここ」というのが、別世界に
変わってしまい、武道館という建物の壁も、
日本という国も、地球さえも通り越して、
宇宙にサラだけが浮かんでいて、この世ならぬものを、
宇宙で一番美しいものを見せ、聴かせてくれている・・・
大好きな映画「ショーシャンクの空に」の中で、
刑務所内に「フィガロの結婚」が流れて、
全員が呆然となってしまうシーンがあるが、
あの気持ちが、この時はっきり分かった気がした。
私は今、この世で一番美しいものを見ている
そう思わせるなにかが、そこに確かにあった。
隣のカップルの、若干柄の悪い男性は、
「俺、なんか、泣けちまった・・・」
と、鼻をぐずぐず言わせていた。
(そして彼女にちょっと笑われていた)
なぜCDの時は、同じ感じを味わえなかったのだろう。
サラの声の特に高音域は、ハンドマイクでしか拾えない
(ヘッドホン型のマイクではだめ)と聞いたことがある。
CDでは記録出来ない微妙な音や、うちの普通のコンポじゃ
再現できない音があったのだろうか。
それとも、音自体はだいたい同じだけれど、
その場の、生という臨場感だけの違いだろうか。
よくは分からないが、この日、この曲を生で
聴くことが出来て、本当によかったと思う。
この1曲だけでも、チケット代の価値はあったと
言えるくらい、素晴らしかった。
この曲のサラと、舞台裏を見せてもらって、
実は人間の能力は無限なんじゃないか、とも思った。
サラは、決して自分の天分に甘えていない。
自分の特別な才能を、もっともっと伸ばし、
維持する努力を怠っていない。
観客に楽しんでもらいたい、という思いを、
精一杯に形にしている。
私も、自分の出来ることを精一杯やろう、と、
なんでか分からないが、厳かな気持ちで誓った。
・・・が、実際は、まだ何も頑張っていない。ちーん。
こ、これからさ。これからだとも。
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そうなんですよね
あるレベルまで行くと、それ以上はごく限られた人しか踏み込むことができない領域があるように思います。
魂を響かせるとでも言うのでしょうか。
サラはまさに神からのギフトを持っているし、それを努力して磨いているように思います。
サラはすでにあらゆることで成功を手にしてる今、純粋に表現者として表現することを楽しんでいるようにみえます。
また、これからも表現せずにはいられないでしょうね。
たとえボーカリストとしてのサラが終わったとしても、いろんなことで私達を楽しませてくれると思ってます。
サラのイマジネーションは尽きることはないし、それほどすばらしいアーティストだから。
それと音質の件ですが
音楽もやっぱりシチュエーションというのも大事な要素にはなりますよね。
立派な絵画も雑誌で見るのと展覧会で実物を見るのでは同じ絵でもずいぶん違いますからね。
昔の録音の良くないものでも感動することもあるし、受け手側の状態でずいぶん左右しますよね。
それと
‘サラブライトマンに会ってきた’
楽しく拝見してますよ
これからも楽しみにしてます
tetsuyaさんへ
ブログにもお越し頂いて、ありがとうございます〜!!
tetsuyaさん のコメント:
本当に、歌うことを楽しみ、音楽を愛しているのだということが
伝わってきました。
やはり技術として同じでも、楽しんで表現している人とそうでない
人では伝わるものが違うような気がします。
才能だけでも、努力だけでもダメなのだと思うし、ただ楽しくて
自分の才能に酔ってるだけでもダメだろうし・・・全てが
よいバランスでサラの中にあるのでしょうね。
そしてそれを、よいバランスのまま表現できるのでしょう。
音質のことも、きっといろんなもののバランスが、その時の私に
とって、絶妙によいバランスだったのだと思います。
空気がサラの声で震える感じまで味わえ、最高でした!
tetsuyaさん のコメント:
優しいお言葉、ありがとうございます〜!(涙)
遅筆な上、ふざけた内容が多いので恐縮ですが、
頑張って続き書きますので、楽しんで頂ければ幸いです。
これからも、どうぞよろしく!!