反対側で、サラのと同じ作りのバックダンサーの
着替え場所を見学した後、「舞台裏」から移動し、
控え室の並ぶ廊下を通る。

サラや、アレッサンドロ・サッフィーナの控え室の前も
通った・・・が、残念ながら、扉は閉まっていた。

(先ほどのドラマー、カラスさんがすれ違い、
またにこやかに手を振ってくれた。本当にいい人だ)
 

着いたところは、衣装さんのお部屋。 
隅にミシンなんかが置いてあって、いかにもという感じ。

衣装の最高責任者はビクトリア(ビッキー)さん。
裏方なので化粧っ気がないが、
カイヤさんを柔らかくしたような感じの、美人だ。

しかも、美人なのにおもしろい・・・。
話しながら大げさに顔をゆがめたりして笑わせる。

もう10年来サラと一緒にいて、先ほどの着替え室で
サラの衣装を「はぎ取る」のも彼女の仕事。

 

「もう、早着替えは『戦い』って感じよ。20秒で
はぎ取って、30秒で着せて、後の10秒で顔と髪を直し、
1分以内にサラを舞台に返さないといけないんだもの!」


素速く着替えるため、衣装の紐を毎回ハサミで切ったりもする。

「だから、サラは私には感じよくしないとね、ふっふっふ」

ビッキーさん、ハサミをチョキチョキしながら、にやり。

そんな冗談を言いつつ、だからこそ、信頼し合い、
わかり合えていないと出来ない、とも。

一度だけ自分の手を切ってしまったことはあるが、
サラに傷を付けたことはない。

 

話の最中、後ろにあの、シンフォニードレスが登場!



みんなから歓声が上がる。
 

CD「神々のシンフォニー」(上の写真)のジャケットに
使われているし、ウィーンのライヴでも、このツアーでも
着ている、ファンなら誰でも知っている赤いドレス。
 

私も、このドレスが大好きだ。どんなに広げても
根幹のシルエットが変わらず、すごくいい感じ。
サラにとてもよく似合っているし。
サラも気に入っているんじゃないかな?

 

サラの衣装は、全部一点物で、予備がない。
このドレスは何度も着回しているので、一度だけ
ドライ・クリーニングに出した。

そしたらそこで壊されて返ってきて、修繕に何ヶ月も
かかり、その間の代用衣装を作るのも大変だったため、

「もう2度とクリーニングになんか出さないっ!!」

となり、それからはビッキーさんが、シミのある
ところだけ抜く、ということになった。

今のドレスは、そんなこともあり2代目なのだそうだ。
頑張れ、2代目ドレス。

「今度のは壊すわけにいかないから、私たち衣装係は
責任重大。その緊張、分かるでしょ?(笑)」


ブルブル震えてみせるビッキーさん。お茶目。

 

その後、バックダンサー控え室へ。

「皆さんラッキーよ!いつもは食事だの何だので
誰かが欠けてるのに、今日は全員揃ってる!」


勢揃いの8人のうち2人は、「ハレムツアー」の
DVD(↓)にも出ていた人だ。うわぁ、きれい!



皆さん舞台用のメイクを既に施してあり、ヘアメイクの
途中、といった所。

そういう所を見られるのって、嫌なものじゃないか
と思うが、皆さんにこやか。

みんなからも「かわいい!」という歓声が。

私は北欧系っぽい美女のすぐ後ろにいた為、
首の産毛までしっかり見えた(笑)。

なんて長いまつげ!なんてキレイな肌!!

これからカツラを被るので、小分けにした髪を
渦巻き状にピンで留めている。

そんな何でもない動作をしながらも、
静かな笑みが浮かんでいて、何とも言えず美しい。

退出時には皆さんやっぱりにこやかに、

「バーイ!ショーを楽しんでね!」

と言って下さった。
この時、あの北欧美女と目が合い、個人的に
「バーイ」と言ってもらい、よき思い出となった。

やっぱりわたし、美女大好き。
美男も大好き。猫も大好き。フリスキー。

次回は、やっと本番か?

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